理美容業界ってもう衰退??
みなさん、こんにちは!!
私が日々理美容室を見ながら感じた事や、日々インプットしていることを中心に
記事を更新していこうと思ってます。
さて、今日のお題は理美容業界の現状と課題、そしてこれからどうなっていくのかというテーマです。
理美容業界の現状
みなさんは普段行っている理美容室についてどんなイメージをお持ちですか?
お洒落でかっこいい、みんな楽しそうに仕事をしてる、なんか華々しくて憧れるetc..
かなり前向きなイメージをお持ちの方も多いと思います。
しかし、そんなイメージとは、逆にすごく厳しい業界なのです。
大きく分けて課題は2つ
もっと細かい事を言うといっぱいありますが、細かい内容はまた次回で。
まず、「サービスのコモディティ化」
みなさんの地域でもそうだとは思いますが、今現在、あらゆる所に理美容室があります。
なんと理美容室の数は、コンビニの数を遥かに超えて約24万件あると言われています。
めちゃくちゃ多いじゃんと思うかも知れませんが、実際にみなさんが普段歩いている時に、意識して美容室を探してみてください。かなり多いです。
その影響で、理美容室がオーバーストア状態となり、多くのサロンが似た価値を訴求している為、消費者からすると「選択肢は多いけど価値の差はあんまりなく、どこも決め手に欠ける」と捉えられてしまっています。
さらにさらにクーポン等を使えるサイトが多く、お客様は新規クーポンを利用して毎回行く美容室を変えたり、低価格サロンの登場でサロンなんかどこでもいいやって人がかなり多くいます。
これらの事から、新規集客とお客様のリピートが中々叶えられない現状になっています。
次に「労働市場の構造変化」
これは、労働人口減少に伴って、これまでの美容室の「常識」であった長時間労働・低賃金が通用しなくなって、収益構造自体の見直しを迫られているという問題です。
具体的に言うと、
本来美容師さんは技術職なので、アシスタントだとスタイリストになるまで約3年(お店によって差はある)の間、お店がしまった後や休みの日にも日々練習しています。
これは会社で言う残業なんですが、美容師さんはこの残業が自分への自己投資の時間なので残業代などは出ません。
なので、朝から働いて、夜遅くまでレッスンする長時間労働にもかかわらず
、かなりの低賃金なのです。
今の美容学校を卒業する学生は、長時間労働や低賃金を避けるため、
給料が安定的に高い大型サロン、もしくは技術を向上を目的にデザイン性の高いサロンに就職しようとします。
すると、その他のサロンには中々募集しても人が集まってきません。
しかもこのような人の集まらないサロンは、24万件もある数の中で、多くのサロンが
この課題を持っています。
そこで人を集めようと、給料をあげたり、休みを多くしたり、あらゆる条件で人を募集しますが、それでも人は集まって来ません。
なぜなら、収益基盤が整っている大型サロン、流行っているデザインにそれらの条件で負けてしまうからです。
このように、サービスのコモディティ化でお客様の新規集客、既存のお客様の囲い込みが難しく、労働市場の構造変化で人材確保が難しくなっているのです。
ここまで読むと、理美容業界って衰退するのかな、、、
って思う人がほとんどだと思います。
しかし、
このような状況でも、しっかりと美容室ビジネスの仕組みを整え、戦略を考えていけばかなりチャンスのある業界だとも言えます。
なぜなら、、
ここからは次回の記事で詳しくお話しさせていただきます。
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